今日もまた

金曜日ということで14:00~15:00は院内研修。

今日は先月新たに設置した歯科用CT装置について株式会社モリタ山形営業所の北條さんから装置やソフトの使用方法について説明していただきました。

歯科用CTとは、歯や顎の骨の状態を三次元的に撮影できるX線装置で、これにより顎の骨の中に埋まっている親知らずの正確な位置や形、歯の根の中の状態、骨の中にできた病変の範囲など、従来の平面的なX線撮影よりも多くの情報を得ることが、より正確な診断が可能になります。

1時間ではなかなか覚えきれないぐらいボリュームのある話でしたが、皆メモを必死に取ったり、復習用に動画に記録しながら熱心に聴いていました。

1日も早く最新装置を使いこなし、日々の診療に還元していきたいと思います。

北條さん、お忙しい中ありがとうございました!

また、同じ時間帯にいわゆる歯科用ユニットと呼ばれる診療台の故障のため、タカラベルモント仙台営業所の吉田さんと、いつもお世話になっている歯科材料屋さんササキの齊藤くんが修理をしに来てくださいました。不意に起こる器械の故障や材料の不足は日常診療に大きく影響し、患者さんにもご迷惑をおかけしてしまいます。しかし、そんな時でも常に迅速に対応してくださる、器械メーカーさんや材料屋さんの手厚いサポートにより私達の普段の診療は成り立っています。

吉田さん、齊藤くん本当にありがとうございます!

午後の診療も無事に終わり、今日の診療後は…

寒河江市内にあるハートフルセンターで…

寒河江市歯科医師会の勉強会がありました。寒河江市歯科医師会では、毎月1回勉強会を開いております。今月は、「防災・減災は日常の継続」というテーマで防災・減災ファシリテーターの細谷真紀子さんにご講演いただきました。

台風15号の影響で今現在も千葉県では復旧作業が続いております。近年は毎年のように地震、台風、大雨などによる自然災害が日本全国で起こり、命を落とした方、それまで当たり前だった日常生活が送れなくなった方がたくさんいらっしゃいます。そして何より、忘れられない東日本大震災…

細谷さんには、防災の三助として「自助・共助・公助」という原則があることや、万が一のためにどのような備えが必要か、地元山形県や寒河江市で起こりうることなど様々な視点からお話いただき、いろんなことを考えさせられました。

いざという時にどのような行動をとるかはもちろん大切ですが、その時のために普段から備えておくこと、考えておくことがいかに重要かを学びました。

自分だけでなく、家族、スタッフ、スタッフの家族、患者さん、患者さんの家族、友人、地域の方々…いざという時には自助・共助、そして公助と、とにかく命を守り、繋ぐために自分ができることはなんなのか…

普段の日常生活のなかで、非日常として起こりうることを考えるだけの時間や心の余裕がない事実。しかし、万が一の事態は、明日にでも、数時間後に起こっても不思議ではないこともまた事実。今日のような機会がなければ、なかなか実践できないことだと思っています。

家に帰ってから、まずは妻に話をしました。明日の朝礼ではスタッフにも話をしようと思います。

皆さんもいざという時の備えについて考えていただくきっかけになればと思います。